講師にハリマ化成株式会社の中西研介氏を迎え、「企業における研究開発」というテーマで講義していただきました。
ハリマ化成は加古川で創業し、今では中国、ブラジル、欧米など世界各国に拠点をもつ兵庫県の企業です。松から採れる松やになどを利用して化学素材を作っています。普段の生活で松やにを見る機会は少ないですが、塗料や紙や電子回路の基盤など身近なものにハリマ化成の素材が使用されています。
中西氏には松やにからロジンなどを取り出す蒸留の過程や、そのロジンを使って作られている素材、ご自身の開発されている電子回路基板のはんだペーストについてお話いただきました。どんどん小型化していく電子機器には、回路基板につける部品も小さくなっていきます。電子部品を正確にはんだ付けするために、はんだペーストを基盤にプリントする方法を実演していただきました。
最後には生徒からも質問がたくさん出て、有意義な高企連携授業となりました。