3月15日(月)に「ひょうごスーパーハイスクール」の一環として、佐用郡佐用町にある世界トップレベルの大型放射光施設SPring8とSACLAの見学に行ってきました。1、2年生の希望者29名の生徒が参加しました。
兵庫県佐用郡佐用町にある播磨科学公園都市の硬い地盤の上にSPring8とSACLAはあります。SPring8やSACLAはとても強い放射光(主に]線)を作り出す装置です。それにより原子レベルの物質の構造や性能などを分析することができます。そこでは人間生活や地球環境がより豊かになるような基礎的な研究が日々行われています。SPring8は24年前に建設されましたが、今でも世界トップレベルの性能を誇っています。
そんな世界レベルの施設を生徒はじっくり説明を聞きながら見学しました。
SPring8は1周1400mの大きな円形の施設で、放射光を取り出して実験する施設が57か所もあります。実際にSPring8の中の実験施設を見学し、普段見ることのできない多くの機械や大型の設備があり圧倒されました。世界から研究者が集まる場所でもあるので、施設内の表記のほとんどが英語であることも印象的でした。
SACLAは電子銃で電子を飛ばし、加速させ、放射光を分離する直線700mにもなる施設です。
見学した日はメンテナンスのため稼働していなかったので、電子銃から電子が通って放射光に分離される700mの過程を歩いて見学することができました。少しの歪みやズレも実験に影響するため、とても厳密に管理されていました。
とても広くて大きな施設なので、世界に誇れる放射光を作る人(エンジニア)、放射光を使う人(研究者)、放射光を使わせる人(管理者)など多くの方々が関わり、成果を出せる施設だということが分かりました。
posted by 管理人 at 10:03| 兵庫 ☔|
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