講師に甲南大学の西方敬人教授を迎え、「再生医療に対する期待とその問題点 〜生命倫理の観点から〜」というテーマで講義していただきました。
近年の再生医療では新しい技術が次々と開発され、さまざまな治療に期待される反面、倫理的な問題が必ず議論されます。西方先生には最新の再生医療についてお話していただきながら、倫理的な側面も分かりやすく丁寧に教えていただきました。再生医療にはES細胞やiPS細胞のようなさまざまな細胞が使用されますが、それらの細胞にはそれぞれメリットとデメリットがあるそうです。「生命倫理」に正解はありませんが、これからの社会では一人一人が正しい知識と正しい情報をもって判断していかなければなりません。その必要性を考えるよい機会となりました。